今日はタイのムエタイを始めた感想について書きます。
ムエタイとは
立ち技世界最強格闘技といわれるタイ式キック・ボクシング、ムエタイ。
その歴史は古く、13世紀に興ったタイ族による初めての王朝スコータイにおいても、
軍隊の実戦格闘技としてすでに取り入れられていたという伝統あるスポーツです。
また、近年ではムエタイ・ジムでの体験トレーニングも人気となっています。
ムエタイを始めた理由:糖尿病予備軍
去年の健康診断が終わったあと、病院の先生に言われたのがこちら、、、
あなたは『糖尿病』予備軍です。
さらっと笑顔で言われましたが、私自身相当焦りました。
なぜなら下記のことがあったためです。
- 親戚にも糖尿病がいること
- 最近太り気味だと認識していたこと
- 前日の夜ご飯が9時過ぎだったこと
このこのがきっかけで運動することを決意しました。
心当たり
コロナ禍ということで、タイスタッフとのサッカーに参加できていないこともあり、
日々のストレス発散でお菓子ばかり食べていました。
また、自分は元々太りやすい体質であり、痩せ型ではないため、油断するとすぐに体重が増加します。家族に『1キロやせた』と言ってもわからないと言われるような体型です。
そのため、糖尿病予備軍に入隊してしまったのだと考えています。
タイでできる運動の選定
今回の糖尿病予備軍を脱出するために何か出来ることがないか考えた結果がこちら
- ジムでルームランナー
- ジムでサイクリング
- ジムで筋トレ
- 家でルームランナー
- 家で筋トレ
- 家で縄跳び
- 家でビリー隊長へ入隊
- 外でジョギング
- 外で散歩
元々、日本ではお金を払ってジムに通う健康的なことはしたことがありませんでしたが、
タイで住んでいる地域は無料でジムを使えるということで何度か使っていました。
私の使えるジムはエアコン付きで非常に快適でルームランナーも多数あり、利用したい時に
利用できる環境は本当に一般庶民からすると違和感でしかありませんでした。
選定結果
しかし、仕事帰りに運動する体力は残っておらず、、、あまり続きませんでした。
また、外での運動は野良犬などの安全面を考慮して却下となりました。
そんな中、近所の施設で見かけたのが、『ムエタイ』でした。
たまたま仕事帰りに見かけた看板がタイの国技であるムエタイのマークでした。
ムエタイの選定理由
- 体重を減らしたい
- ストレス発散したい
- タイの文化に触れることができる
- 個人でもできる
- 先生がいるから諦めにくい
-
室内で犬や不審者などの心配もない。
私の運動の経験
これまでの人生ではサッカーを少ししたことがあるぐらいです。
そのため、人と1対1で殴り合いをする部活の経験はありません。
ムエタイの仮申し込み費用
早速、突撃してカタコトのタイ語で仮申し込みさせてもらいました。
1回:500バーツ (約1,800円)
月謝
<回数無制限>
マンツーマン 4900バーツ/月 (約17,250円/月)
グループ 3900バーツ/月 (約14,000円/月)
<月5回>
マンツーマン 2500バーツ/月 (約8,800円/月)
グループ 2000バーツ/月 (約7,100円/月)
絶妙な月謝設定であり、体力的についていけるか心配だったため、最初は月謝コースではなく、日々のお試しコースで試していました。
初日/申し込み方法
事前にスタッフに仮申し込みしましたが、いつでも来てくれたら良いとのことでした。
支払いもその時で良いとのことでした。
私の場合、翌週に出向きましたが、運よく、たまたま窓口スタッフは同じでしたので、
難なく日々のお試しコースを試すことが出来ました。
ムエタイの先生
私の先生はムキムキでした。
スタッフにリング前に行くようにと言われましたので気合いを入れてリング前に行くと、
明らかに一般人ではない体型の人がストレッチしていました、、、
そして、ムキムキ先生が私に気づき、タイ語でสวัสดีครับサワっディークラップ(こんばんは)と挨拶してくれました。
またしても、運良く⁉️
コロナ禍でお客さんが少ないようで、私1人でのトレーニングとなり、マンツーマンでした。
ムエタイのトレーニングの内容
ムエタイのトレーニング1:10分
訳の分からないまま、いきなりストレッチが始まりました。
- 約10分程度の日本式とは異なるタイ式ストレッチ
- リング10周のランニング
タイ式のストレッチは体全体を伸ばすようなストレッチでした。
そのため、意外と体力を消費し、ここまでで全く運動していない私の体力は
既に40%ぐらい消費しています。
ムエタイのトレーニング準備:5分
ランニングから戻ると、いよいよ初めてのグローブ🥊
と思いきや、まず、バンテージ巻きです。
バンテージ巻きをムキムキ先生が優しく巻いてくれた後、お待ちかねのグローブ🥊
正直グルーブの状態でも人を殴ってはいけないような感覚でした。
ムエタイのトレーニング2: 50分
ムキムキ先生がミットを装着していよいよミット打ちがスタート!
タイ語は勉強中ですが、ムエタイ用語には縁がないため、ムキムキ先生の声掛けに
瞬時に対応出来ず、、更には、人生初のミット打ちということもあり、、
ジャンガジャンガ、、、ジャーンという感じで、、、
グダグダなミット打ちデビューとなりました。
その後、ムキムキ先生直伝のワンツー、10連打、膝蹴り、蹴り、ジャブ、ストレート、肘打ちなどのムエタイの技とミット打ちを教えて頂きました。
(ムエタイ用語のタイ語は別の記事で書きます。)
その後、上記技をムキムキ先生が言った瞬間にこちらがミット打ちをする流れが
30分程度続きました。(途中水分休憩ありです。)
ミット打ちが終わった後、腹筋10回を4セットでミット打ちが終了しました。
その後、別の場所に行くようにと言われました。
ムエタイのトレーニング3: 30分から60分
向かった先はムキムキではない女性が数名のムエタイ戦士に筋トレを教えていました。
なんと、ムエタイ後に筋トレまで面倒見てくれるムエタイスクールでした。
とはいえ、一心不乱でミット打ちしたことで体力はほぼゼロでした。
そんな中、ムキムキではない先生はムキムキ先生よりもムキムキした指示を出してくれます。
優しい笑顔のムキムキメニューはこちら
- 鉄アレイ3キロの上下運動 『15回を4セット』
- 腹筋 『15回を4セット』
- ダンベル(芯のみ) 『15回を4セット』
全部実施するのに約30分かかり、もう放心状態でした。
そして、最後に柔軟体操(もちろん、タイ式)で終わり。
ムエタイの感想
帰りはほぼ記憶なしでしたが、、、記憶がなくなるぐらいストレスも発散していました!
またタイの文化にも触れることができて非常に満足でした。
タイならではの経験(ストレッチ編)
当たり前ですが、日本とは異なり、『イッチ、ニー、サン、シー』の掛け声はなく、
無言のまま、急に両手を叩き、『パン、パン』で左右変更という感じでした。
このやり方がタイスタイルなのか?と、
ムエタイ経験のある勤務先のタイ人スタッフに聞きましたが、
『ไม่นะครับ』=「違うよと」と笑われましたのでこのスクール式なのかもしれません。
タイならではの経験(グローブ編)
正直、初めてのグローブ体験だったのでかなりテンション上がりました❗️
バンテージ巻きからグローブを装着することも知らないにも関わらず、
もう鼻息が止まらない感じでした。
タイ語でใจเย็นๆ ジャイイェンイェン=冷静に。
タイならではの経験(ミット打ち編)
人生初の本気の肘打ち!
自分の肘を上から下に振り下ろす/下から上に突き上げるの2種類を教えてもらいました。
肘打ちはムエタイ特有かと思いますが、素人ながらこれは人にむけてしてはいけないことだと認識してしまい軽く肘打ちしていると、ムキムキ先生は『本気で打ってこい』と言われたので、、、本気で肘打ちを人に向けて行いました。
正直楽しいです。
体を使って全力で取り組むことが楽しいと感じました。
思いのほか無心になれました。
しかも、タイ語でสวย美しいと大きな声で褒めてくれることもあり、
まるで自分がムエタイ戦士と勘違いしてしまいました。
まとめ
・ムエタイを始めること
おじさんがムエタイを始めることは可能。
ただし、体力が思っている以上に無くなるため翌日に影響する懸念があります。
ちなみに私の場合、翌日は筋肉痛で階段すら上がれない状態でした。。。
・トレーニングの内容
体力的に自信がない場合は先生がメニューを調整してくれます。
私の通っているムエタイ教室には60歳ぐらいのおじいさんも通っているそうです。
よほど体力に自信がない場合はマンツーマンが良いかと思います。
・月謝
グループで2000バーツ/月5回 (約7,100円/月)からと少し高い気もしますが、
タイでゴルフ1回分かと思いますので選択の余地はありかと思います。
・タイ語レベル
全くわからないレベルでは厳しいと思います。
しかし、ストレート、ジャブ、フックなどの言い方を覚えればトレーニング可能です。
わからなくてもミットを向けてくれるのでなんとなくわかると思います。
私の場合、なんとか週1で1-2ヶ月は通っていましたが、コロナウイルス感染者の増加に
伴い、ムエタイには参加せず、再び体に栄養補給状態です。
早く再開してムエタイでストレス発散したいと思う日々です。
今後はムエタイの技や体の変化についても書ければと思います。
以上タイのムエタイを始めた感想でした。